ジェムソンウイスキーおすすめ10選！味の特徴や評価は？CM曲や人気種類も紹介

ジェムソンは、アイルランドで生産されているウイスキーです。ウイスキーの種類では「アイリッシュウイスキー」に分類され、アイリッシュウィスキーの中では最も出荷量が多いブランドとなっています。そのシェア率は70％と、世界的に人気です。

アイリッシュウイスキーの代表とも言えるジェムソンのウイスキーは、複数の商品ラインナップがあります。それぞれ種類によって味わいや特徴が異なるので、これから試してみたいという方はどれを選べばいいか迷ってしまいます。

そこでこの記事では、ジェムソンのウイスキーのおすすめ銘柄や特徴を紹介していきます。ぜひ参考にして、自分好みのウイスキーを見つけてみてください。

1786年にジェムソンを立ち上げたジョン・ジェムソンさんは、妻の親戚が経営していた首都ダブリンのボウ・ストリートにある蒸留所を買収してオーナーとなりました。買収前は3万ガロンだった生産量を100万ガロンにまでに伸ばし、1805年には生産量世界一を誇るウイスキー会社へと発展させました。

その後、アイルランドの禁酒運動・独立戦争やアメリカの禁酒法などの苦難を強いられながらもアイルランド全体のウイスキーメーカーと合併することで基盤の強化を図ります。1975年にはコークの郊外のミドルトン蒸溜所を新設し、1988年にはペルノリカール社の傘下として経営を立て直して現在に至ります。

ジェムソンウイスキーは大麦を原料とする伝統的な「ポットスチルウイスキー」と、大麦麦芽以外にもトウモロコシや小麦といった穀類を原料とする「グレーンウイスキー」をブレンドして製造されています。

蒸溜回数が特徴的で、スコッチウイスキーでは2回行う蒸留をジェムソンではポットスチルウイスキーとグレーンウイスキーともに3回行っています。これにより、ジェムソンウイスキーのなめらかで穀物の風味のある味わいが生み出されています。

ジェムソンウイスキーは、3回蒸留による軽くまろやかな味わいが特徴です。爽やかな香りとほのかな甘みが感じられるのでとても飲みやすく、これまでアイリッシュウイスキーを飲んだことがない方にもおすすめです。

ノンピート麦芽であるため、スコッチウイスキーのようなスモーキーさや独特のクセも少ないです。優しい喉ごしで後味もスムーズなので、リキュールやジュースとのバランスがよくカクテルにもぴったりです。

世界的なアイリッシュウイスキーとして有名なジェムソンのスタンダードボトルです。香りはまろやかで、ほのかなシェリーの甘みがとても滑らかな味わい。フィニッシュはスムーズで、くせも強くないのでウイスキー初心者の方やウイスキーが少し苦手な方でも飲みやすいです。

スムースな味わいを存分に味わうには、シンプルなソーダ割りがおすすめです。カクテルにしてアレンジする場合も、リキュールやジュースの風味を邪魔しません。

アイルランドで人気の「フランシスカン・ウェル」というブリュワリーと、ジェムソンとのコラボレーションボトルです。ジェムソンの熟成を行った樽でビールを熟成させたあと、同じ樽でジェムソンを熟成させる製法を採用しています。

ジェムソンの特徴であるなめらかな味わいをそのまま、アイリッシュスタウトの芳醇な風味も加わったウイスキーです。ストレートやソーダ割りで、ほのかに感じるビールの香りをゆったりと楽しむのがおすすめです。

創業当初から受け継がれた内側を黒く焦がした樽で熟成させる製法に、さらに磨きをかけたウイスキーです。3回蒸留によるなめらかな口当たりと、チャーリングを2度行った黒焦げの樽「ブラック・バレル」での熟成で生まれる芳醇で複雑な味わいが特徴です。

バーボン樽とシェリー樽で熟成させることで、豊かな風味やスパイシーな味わいが上品さ引き立てます。シンプルなソーダ割りで、ナッツ系の香ばしさを味わうのがおすすめです。

シェリー樽で12年以上の熟成を行った原酒をブレンドしたジェムソンウイスキーです。高級感のある深い味わいと、あとを引くように残る豊かな風味が特徴です。ストレートやロックのシンプルな飲み方で、じっくりと味わって頂くのがおすすめです。

2014年に終売となっているため、現在は価格が高騰しています。希少価値が上がっているボトルなので、ジェムソン好きな方は市場の在庫が無くなる前にぜひ試してみてください。

アイリッシュウイスキーの代表として長年多くの人々に愛されているジェムソンウィスキーですが、購入者の感想が気になる方もいると思います。ここからは、いくつかの評価をチェックしていきます。

全体的に評価は高く、飲みやすいという感想が多くみられました。特徴的な3回蒸留製法によるなめらかな味わいは、一方でやや物足りないという意見もありました。ただ、そのクセのない爽やかな飲み口がウイスキー初心者の方からリピーターの方まで幅広く好まれるジェムソンウイスキーの魅力となっています。

現在ジェムスンのスタンダードボトルはコストコでも購入できます。通常の売り場でよく見かける700mlではなく、1750 mlの大容量サイズが販売されています。日頃から頻繁にウィスキーを飲む習慣のある方は、コストコでお得サイズを購入しているようです。

飲みやすくクセが少ない風味が魅力のジェムソンウィスキーは、ストレートやロックで飲むとスッキリとした香りと爽やかな味わいを楽しめます。より爽快感を楽しみたい方には、ハイボールにして飲むのが人気です。ジェムソンウイスキー本来の香りが際立ち、キレのある喉ごしを感じられます。

強いアルコール感が得意ではない方や滑らかな味わいがお好みの方には、水割りやフルーツジュースなどで割るのもおすすめです。

2022年3月から配信されているジェムスンのデジタルCMでは、近年話題のアーティストSIRUP(シラップ)とのコラボレーションした歌が採用され人気を集めています。ジェムスンがブランド理念として掲げる「人と人とを繋げる」とSIRUPの「誰もがFEEL GOODとなれる」世界観がマッチしたことで実現しました。

SIRUPが前向きなメッセ―ジを込めてジェムソンのために書き下ろした新曲「Superpower」は、おしゃれなビートでつい踊りだしたくなるような楽曲。お酒を楽しむシチュエーションにぴったりです。

アイリッシュウイスキーとして世界的なシェアを誇るジェムソンウィスキーは、すっきりとした味わいで幅広い世代に愛されています。アレンジ次第でさまざまなシーンで取り入れることができ、香りや味わいの異なる豊富なラインナップを試すのも楽しいです。ぜひ、この記事を参考にお好みの飲み方や銘柄を見つけてみてください。