シャルトリューズおすすめ5選｜ヴェール・ジョーヌなど種類や美味しい飲み方を紹介！

リキュールは世界中に多数の種類が存在していますが、その中でも門外不出の製法を持ち、「不老不死の薬酒」として現在も製造が続いているのが、「リキュールの女王」と称されるフランスの修道院で誕生した「シャルトリューズ」です。

シャルトリューズはブランデーをベースに、たくさんのハーブを使って作られるためクセが強い味わいです。そのままでも飲めますがカクテルの材料としても多く使用されているので、カクテルとして味わったことがある方も多いのではないでしょうか。

今回は、神秘的な薬酒としても知られるシャルトリューズの基本情報やラインナップ、シャルトリューズの楽しみ方とともに、おすすめのシャルトリューズを紹介します。

シャルトリューズとは、フランス南東部にある「ラ・グランド・シャルトリューズ修道院」で1600年頃に「不老不死の薬酒」として生まれた薬草系リキュールです。ブランデーをベースに100種類以上もの薬草を配合し、樽で熟成されていますが、その製法や歴史などは明らかにされていません。

アルコール度数は41～70度と高めですが、砂糖やはちみつが加えられているので甘く、ハーブの香味やスパイシーな味わいを感じられるお酒です。

「ヴェール」とはフランス語で「緑」を意味し、その名の通り薄い緑色のリキュールです。強い苦味を持つ原型のシャルトリューズを飲みやすくしたもので、ミントを思わせる味わいとハーブのスパイシーな香り、風味が楽しめます。アルコール度数は55度と比較的高い辛口で、豊かでさわやかなハーブの風味を楽しみたい方に適したタイプです。

黄色い液体にイエローラベルを貼った「ジョーヌ」はフランス語で「黄色」を意味するは、ヴェールより飲みやすくするために甘さを加えてアルコール度数を下げたタイプです。度数は低めとはいえ40度もあるため他のリキュールよりも高いですが、はちみつが加えられているので飲みやすく、ハーブの香りを楽しめる甘いお酒として楽しめます。

「VEP」とは長期熟成を意味し、シャルトリューズ ヴェール・ジョーヌどちらにも存在するタイプです。一般的なシャルトリューズは3年熟成ですが、VEPは8年以上木樽で熟成されています。シャルトリューズの中で最も高額な高級品で、アルコール度数が多少上がっています。長期熟成により複雑に変化した香りと味わいが楽しめます。

「植物の霊薬」という意味を持つエリキシル・ヴェジェタルは、昔ながらの薬酒としてのシャルトリューズに近い味わいを持つタイプです。アルコール度数は71度と最も高いエリキシル・ヴェジェタルは甘みが少ない上にハーブの苦味が強く出ています。そのためそのまま飲むことは少なく、角砂糖に染み込ませたり砂糖水に数滴混ぜて味わうことが多いリキュールです。

シャルトリューズの味わいをダイレクトに楽しみたいなら、ストレートで飲んでみましょう。ただしアルコール度数が高いため、お酒に強くない方にとっては飲みづらいと感じることがあります。そんなときは、ロックやソーダ水、トニックウォーターで割るとストレートよりも飲みやすく、シャルトリューズの味や香りを楽しめます。

りんごジュースやオレンジジュースで割ると、ハーブの味わいを残しつつさっぱりと飲みやすい味になります。

アラスカは、シャルトリューズ・ジョーヌとジンで作るカクテルです。シャルトリューズ・ジョーヌ1：ジン3の割合でシェイクするだけのシンプルなレシピです。リキュールのみで作られているためアルコール度数は高いカクテルとして知られており、甘いシャルトリューズ・ジョーヌを使っているため甘く飲みやすい味わいに仕上がります。

サンジェルマンは、シャルトリューズ・ヴェールにグレープフルーツジュース、レモンジュースと卵白を加えて作るカクテルです。材料すべてをシェイクし、氷を入れて再度シェイクしてから濾して注ぎます。卵白のまろやかな味わいにさっぱりとしたフルーツとシャルトリューズのハーブの香りが楽しめる1杯です。

ラストワードは、ジンをベースにシャルトリューズ・ヴェールを使ったカクテルです。この2種類のリキュールにチェリーリキュール「マラスキーノ」とライムジュースをすべて同量シェイクして作ります。ライムジュースの甘みと酸味、シャルトリューズのスパイシーさとマラスキーノのコクが調和した、高い人気を持つカクテルです。

シャルトリューズは不老不死の薬酒と呼ばれてはいますが、日本でも容易に入手できるリキュールです。1本あればさまざまな種類のカクテルが楽しめるので、自宅でもシャルトリューズを味わってみましょう。

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