コーンウイスキーのおすすめ4選｜特徴やおいしい飲み方を解説！メロウコーンなど

コーンウイスキーをご存じですか。ウイスキーは、大麦を原料とするウイスキーをモルトウイスキー、とうもろこしなど大麦以外の穀類を原料とするウイスキーをグレーンウイスキーに大別され、グレーンウイスキーのうち、とうもろこしが原料の80%以上のものをコーンウイスキーと分類されています。

コーンウイスキーは日本ではあまり馴染みのないウイスキーかもしれません。実は、一般的なウイスキーとは味わいも見た目も異なります。新しいウイスキーの魅力を知りたい方におすすめのウイスキーです。

そんなコーンウイスキーとはどんなウイスキーなのか、コーンウイスキーの歴史から始まり、魅力や代表銘柄、飲み方など徹底解説しますのでぜひ参考にしてください。

アメリカでウイスキー作りが本格的になってきたのは、18世紀前半頃スコッティ・アイリッシュ（スコットランドから移住してきたアイルランド人）によるものと言われています。

アメリカではモルト（大麦麦芽）ではなくとうもろこしの方が入手しやすかった背景から、アメリカ各地にコーンウイスキーが普及していったようです。熟成せず安価で出荷できるコーンウイスキーは禁酒法時代に密造酒として人気だったと言われています。

コーンウイスキーとバーボンの大きな違いは、何と言っても原料であるとうもろこしの配合率の違いです。コーンウイスキーは原料の80％以上がとうもろこしであるのに対し、バーボンは原料の51％以上がとうもろこし。また、コーンウイスキーは熟成期間の決まりがありません。一般的なウイスキーは樽で数年熟成することにより茶褐色ですが、コーンウイスキーは熟成せずに出荷できるので、その場合、無色透明のものもあります。

バーボンウイスキーは樽での熟成による深い味わいがありますが、コーンウイスキーは熟成期間の決まりがなく熟成せずに出荷もできるので、味は荒々しくアルコール感が高いです。後味にコーンの甘くやさしい味わいが残ります。味わいは全く異なるので、ウイスキーの新たな魅力を見つけてみてはいかがですか。

ここでは、メロウコーン、ジョージアムーンなどのコーンウイスキー代表銘柄4選を紹介します。

コーンウイスキーは、日本では購入できる種類も少なくあまり馴染みがありません。ぜひ、こちらを参考にしてください。

ジョージアムーンコーンウイスキーは、ウイスキーとしてはアルコール度数40度と控えめで、強く荒々しい味わいが真骨頂のウイスキーです。コーンウイスキー好きにはたまらない味わいになっています。熟成日数は30日以内の短期熟成。

名前は「密造酒」を意味し、ボトルではなくポップな印象の広口瓶に入っている遊び心のあるウイスキーです。

メロウコーンは、時間をかけて熟成されているので琥珀色でメロウ（なめらか）な味わいが楽しめるウイスキーです。そのため、ジョージアムーンコーンウイスキーのような樽熟成しない無色透明の荒々しい味わいのコーンウィスキーとは異なります。

オイリーな感じやスパイシーさも感じられ、やさしいとうもろこしの甘みが広がるコーンウイスキーです。

バルコネズトゥルーブルー100は、原料にテキサス産を100％使用し、青とうもろこしを使用しています。ニューオーク樽を使用しているため濃厚な色合いで、コーンの甘みとベリー系の後味が広がります。

地元テキサスにこだわり、昔の製法に則った数少ない蒸留所です。その情熱から、数多くの賞を受賞するなど高い評価を得ているコーンウイスキーです。

プラットヴァレーは、原料にとうもろこしを88％使用し、とうもろこし由来のやさしい甘みのある味わいです。（ラベル表示はとうもろこし100％となっていますが、残りの12％は糖化のための大麦麦芽です）

オーク樽で時間をかけて熟成しているので、軽めの飲み口で、ウイスキーのコクとまろやかさが広がります。一般的なボトルタイプと陶器でできたストーンジャグの2種類が展開されています。

ここでは、実際に購入された方の声を引用して紹介しました。ウイスキーの新しい魅力を味わいたい方、変わり種として味わいたい方、コーンウイスキーはいかがですか。

文字通り、ウイスキーに何も加えずストレートに飲む方法。ウイスキー本来の味を楽しめます。強いお酒を飲むときにはチェイサー（水や炭酸水）を口直しに続けて飲みましょう。アルコール濃度を下げ、口の中をリフレッシュできます。

オンザロックとも呼ばれます。日本でもお馴染みの飲み方で、グラスに大きめの氷を入れてウイスキーを半分程度注いで飲む飲み方です。上質なグラスで心地いい氷の音と共に飲むウイスキーは何ともおいしさを引き立ててくれます。さらに1：1の割合で水を注いだものがハーフロック。オンザロックよりもマイルドで飲みやすい味わいを楽しめます。

グラスにたっぷりの氷を入れ、ウイスキー1に対して水2～3で割ります。日本では氷を入れますが、海外ではあまり氷を入れません。アルコール度数が抑えられるので、ウイスキー初心者にも飲みやすくおすすめです。

ハイボールとはいわゆるウイスキーのソーダ割りです。グラスにたっぷりの氷を入れ、ウイスキー1に対してソーダ3～4で割ります。自分好みの濃さを見つけて味わいましょう。ハイボールは、炭酸ならではの爽快感も味わえ料理とも相性がいいです。

トワイスアップとは、ウイスキーと常温の水を1：1の割合で混ぜて飲む飲み方です。水は常温がポイント。ウイスキーの香りがいちばん引き立ちます。また、氷を使わないので、氷が溶けて味が変わってしまうこともなく、ウイスキー本来の味わいを楽しめます。

コーンウイスキー含めてウイスキーには燻製料理が相性抜群です。燻製サーモンやベーコン、燻製卵、燻製チーズなどがおすすめ。その他、コーンウイスキーにはコーン系のおつまみやレーズン、から揚げなども合います。

コーンウイスキーの奥深い味とコーンの甘くやさしい後味が感じられます。その日の気分で楽しみ、ぴったりの一品を見つけてみてください。

コーンウイスキーの歴史から始まり、魅力や代表銘柄、飲み方などを解説しました。コーンウイスキーへの理解は深まりましたか？ぜひ、ウイスキーの新たな魅力を知り、コーンウイスキーを楽しみながら味わってみてください。

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