度数が高いウイスキーおすすめ11選｜50度・60度など度数が高い理由も紹介

ウイスキーはそもそも、ビールやワインよりも度数が高いお酒です。また、ウイスキーの中には、より度数が高い商品もあります。度数がとても高いウイスキーは、一般的なウイスキーとは異なる楽しみ方ができます。

度数が高いウイスキーは、高級すぎたり味わうには強すぎたりすると思われがちです。しかし、そういったウイスキーが好みの方だけでなく、初心者でも入手しやすく堪能しやすいお酒です。興味がある方はぜひ記事を参考にご覧になってみてください。

今回は、度数の高いウイスキーの魅力や上手な選び方・おすすめの飲み方を紹介します。また、スコッチウイスキーなど度数ごとのおすすめ商品や、ロック・ストレートで飲むときなどの注意点もあわせて解説します。度数の高い美味しいウイスキーで素敵な晩酌をしてみてください。

ウイスキーの平均度数は40度前後です。ビールが5度・日本酒が15度・焼酎が25度ですので、比べるとかなり高くなります。ウイスキーの度数が高い理由は、製造過程で蒸留することでアルコール濃度が上がるためです。

同じ蒸留酒である焼酎との違いは、麦芽か麹か・工程・貯蔵方法が挙げられます。

ウイスキー全体的には平均度数が40度ほどですが、日本で製造されるウイスキーの平均度数を細かく見ていくと、37度以上になっています。なぜ全体の度数が上がっているかというと、度数が50度を超えるウイスキーがあるためです。

樽に保存する過程で加水をせずに美味しさを残したものが、50度以上のウイスキーになります。

ウイスキーを樽や瓶に詰める際の原液を、カスクストレングスと呼びます。通常は何種類かのカスクストレングスをブレンドして詰めるのが一般的です。

しかし、優秀なものはその1種類だけで樽に保存されます。その原液はシングルカスクと呼ばれ、度数が高いのが特徴です。50度以上のウイスキーは、加水もブレンドもされず濃いまま保存されています。

50度以上のウイスキーは度数が高いぶん、より美味しくなると思われがちですが、ややニュアンスが違います。美味しくできたウイスキーが高い度数のまま保存されているとご説明すると分かりやすいはずです。

シングルカスクはブレンドされていないため、個性的な味わいになるといわれています。

50度以上のウイスキーの価格帯は、1,000円台から数万円台までと幅広い価格帯です。馴染みのあるキリンの「陸」などは、50度のウイスキーが安い価格で入手できます。60度以上のウイスキーや高級ラベルになると価格も上がりやすいです。

予算に合わせて商品を選び、美味しく飲めるウイスキーを楽しみましょう。

度数の高いウイスキーの味わいは、一般的な度数のウイスキーよりもユニークです。より濃厚な香りと重厚感のある味わいが特徴となります。初心者は飲みやすいものから飲み始め、徐々に個性的なウイスキーにトライしてくのがおすすめです。

全体的に、フルーティー・焦がしたキャラメル・華やかなフレーバーなどと賞賛されます。

度数の高いウイスキーの中でも美味しいと人気なのは、カスクストレングスです。カスクストレングスは、蒸留されてできたウイスキーを加水せずに保存して販売するもので、濃厚な味わいや香りがそのまま残っています。

カスクストレングスは極上の風味を十分に楽しめるので、初心者から上級者までどんな方にもおすすめです。

初心者も入手しやすい銘柄として、キリンから販売されている「陸」がおすすめです。また、度数が高いウイスキーとしてバーボンも人気があります。バーボンは樽詰め前に加水で40度から50度に調整されて作られているのが特徴です。

50度以上のバーボンのおすすめ銘柄は「ノブクリーク」や「レベル」があります。

50度以上の濃厚なウイスキーには、主に50度・60度・70度ほどの商品があります。違いは加水の有無・ウイスキーの出来栄えや、製造地などさまざまですが、最も違うのは価格と濃さです。初心者は50度から挑戦すると飲みやすいでしょう。

70度に近いウイスキーは、ゆったり時間が取れるときに堪能するのがおすすめです。

ストレートで飲むと、ウイスキーの美味しさがわかりやすいのでおすすめです。度数が高いので、慣れていない方は必ずチェイサーを用意して、ゆっくり交互に飲むようにしてください。ウイスキーは常温で、できれば脚つきのグラスで楽しみましょう。

また、ストレートに合うおつまみといえば、定番のナッツやチョコです。特にスモーキーなウイスキーをストレートで飲む場合は、ビター系をおすすめします。一方マイルドなウイスキーは甘いミルク系がぴったりです。

なお、ナッツ系をおつまみとして食べるのが苦手な方は、スモークチーズなど燻製系をおすすめします。燻製系の中でも秋田県名物「いぶりがっこ」がよく合うので、ぜひチェックしてみてください。

水で割って度数を10％ほどに調整すると、初心者でも飲みやすくなります。氷はお好みで構いませんが、度数の高いウイスキーの味わいを堪能したいときは氷なしがおすすめです。あまりお酒が強くない方にも合います。ウイスキーを先にグラスに注ぎ、その後水を入れるのが美味しい飲み方です。

また、水割りはさっぱりしているので、基本的にどんなおつまみにも合います。たとえば、マリネや魚料理や肉料理はもちろん、和食にもおすすめです。中でもおすすめなのが野菜スティックやサラミなど入れたマリネです。野菜スティックは、ディップソースも好みで変えられるのも嬉しいポイントです。

ハイボールは、炭酸で割ることによって水割りよりも飲みやすさが出せます。度数の高いウイスキーの味わいには強いクセがあるものも多いため、初めて飲む銘柄やあまり酔いたくないシーンではハイボールで頂くのがおすすめです。時間経過で氷が解けると、もっと飲みやすくなります。

ハイボールのおつまみといえば唐揚げが定番です。特にハイボールは味付けの濃い料理に合うので揚げ物はもちろん、ピザや中華料理にも合います。おつまみならポテトチップスなどにもぴったりなのでコスパは抜群です。

お酒を楽しむ際には体調・飲み方・飲む量によって、体調を崩してしまったり、失敗してしまうリスクがあります。度数の高いウイスキーであれば尚更です。度数の高いウイスキーを最後まで楽しめるよう、気をつけるべきポイントをお伝えします。

• ロックやストレートを楽しむ際にはチェイサーを挟む
• ハイペースで飲まずゆっくり楽しむ
• 度数が高いものばかりではなく、水割りやソーダ割りも楽しむ

アルコール度数が高いものは血中アルコール濃度を上昇させます。急激な上昇は体の負担になるので気をつけましょう。また、度数が高いお酒は食道・胃を刺激するため、飲みすぎないようにしてください。

度数が高いウイスキーについて、魅力・味わいの特徴・上手な選び方・おすすめ商品・おすすめの飲み方などを紹介しました。ぜひ記事を参考に度数の高いウイスキーにチャレンジして、芳しい香りと芳醇な味わいを楽しんでみましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。