【2023】美味しい缶ビールのおすすめ27選｜結局一番うまい缶ビールはどれ？

世界中で愛飲されている缶ビール。「缶ビールを飲むなら自分が飲みやすいものを選びたい」「結局一番うまい缶ビールを飲みたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。仕事帰りに飲む美味しい缶ビールは、頑張った自分へのご褒美として格別です。

また初心者でも飲みやすく、女性に人気の缶ビールはどれなのか知りたいと思っている方もいると思います。美味しいビールを知っていれば、お歳暮などの贈り物にも重宝します。しかし、各メーカーからさまざまな缶ビールが販売されいるため、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、美味しい缶ビールのおすすめを紹介します。あわせて、350mlと500mlの美味しい缶ビールの選び方や、ビールの種類と特徴、本当に美味しいおすすめの缶ビールも紹介するので、最後までご覧ください。

ビールの定義として、使用されている麦芽が50％以上、かつサブの原料の使用制限は麦芽の5％以内といった決まりがあります。さらには、使用していいサブの原料は5種類ほどに限定されているのが特徴です。

発泡酒や第三のビールとの格差がよく分かる決めごとで、ビールの価格が高くなり、麦芽の使用料が多ければ香りや飲みごたえも違ってきます。

発泡酒は、使用している麦芽が50％以下、かつ、サブの原料がビールで定められているもの以外か、ビールの5％より多く使っている場合のものを指します。ビールよりも製造規定からの自由度が高いのが特徴です。

近年ではビールよりも価格が高い発泡酒もあり、原料にこだわっている発泡酒を楽しめます。

新ジャンルともいわれる第三のビールは、麦や麦芽を使用していない発泡性醸造酒、または発泡酒と麦由来のスピリッツを使用しているものの2種類あるのが特徴です。前者なら麦を使用していないのでビールといえるのか疑問が出てきそうですが、後者を含め第三のビールと分類されています。

全体的に麦芽の使用率がないか低いため、低価格で購入できるのが魅力です。

結論からいえば、缶ビールの中身は生ビールです。同じ銘柄の瓶ビールと缶ビールにかなりの違いがあると思われがちですが、原則メーカーの巨大タンクには同じ生ビールが入っていますので、違いは容器だけとなっています。

上面発酵はかなりの昔から続く歴史の深い発酵方法です。常温からやや高温で3～4日発酵させ、その後2週間ほど熟成させる方法です。酵母が麦汁の上に溜まっていくため上面と呼ばれています。上面発酵で作ったビールはエールと呼ばれ、フルーティーでコクがあるビールとして有名です。

下面発酵は上面発酵よりも低温で、長期に渡って行われる発酵方法です。中世以降に主流になった方法で、5℃ほどで7～10日発酵させ、その後1か月ほど熟成させます。下面と呼ばれるのは酵母が下に落ちていくためです。

下面発酵で作られたビールはラガーと呼ばれ、キレがよくシャープなのど越しを味わえるタイプのビールとして人気があります。

自然発酵は今ではあまり多く使われていない発酵方法ですが、ベルギーの「ランビック」や岩手県にあるブルワリーで製造される「いわて蔵ビール」などが当てはまります。天然酵母をじっくりゆっくり発酵させるやり方で、手間と時間がかかるのが特徴です。

手間暇がかかりますが、自然発酵の酸味と高級感が堪らないといったファンは多々います。

缶ビールは主に3種類のサイズカテゴリーがあります。250ml・350ml・500mlがスタンダードなサイズとなります。大勢で飲んで盛り上がりたい方には、1Lや2Lタイプもあるのでチェックしてみてください。

350ml缶といえば、王道の缶ビールのサイズです。とりあえず乾杯をする際にも最初の1缶でもちょうどいいサイズです。これより少ないと物足りなく、これより多いと持ち歩きづらい絶妙なサイズ感でビール売り場で最も豊富に並んでいます。

一人でしっかり飲みたいときや、誰かと分け合いたいときは、500ml缶がおすすめ。とても喉が渇いたときにごくごくとのど越しを味わう時間は至福です。お祭りやバーベキューなどアウトドアにもおすすめで、わいわい盛り上がる大人数の場にももってこいです。

お付き合い程度でビールをとどめたい場合や初心者の方には、250mlのミニ缶がおすすめです。缶ビールは注がれて、どれだけ飲んだかわからなくなるグラスよりも明確な量を把握できます。自分のペースを決して乱さずに、ゆっくりビールを味わうのに向いた缶ビールサイズです。

ビールの価格帯で見てみても、どのビールを選べばいいのかの見当がつきます。気分やシーンに合わせてぴったり美味しいビールを選べるのがベストです。順番にご説明をしていきますので参考にしてみてください。

麦の濃い味わいや香り・のどごしを堪能したいならビールを選ぶのがおすすめです。第三のビールよりは値段が高くなりますが、プシュッと缶を開けてふわっと鼻に抜けていく麦の香りはビールならではといえます。

また、飲んだ満足感のあるのもビールの特徴です。価格よりも味わいを重視するなら缶ビールをおすすめします。

値段が安いものを重視したい方には第三のビールがおすすめです。飲んだ感じの軽さはありますが、ビールよりもとても安く済みます。

発泡酒もビールと同様に種類が豊富なので、飲み比べながら好みのタイプを選びましょう。なかにはビールよりも値段が高い発泡酒もありますが、自分に合った味や価格を考慮して選ぶのがおすすめです。

プレミアムビールにはっきりした定義はありませんが、厳選された原材料を使っているためビールよりも割高の価格設定になっています。味わいについてはビールよりもコクや香りがしっかりしています。

また、パッケージなどからも高級感が感じられるため、自分へのご褒美や誕生日パーティーなどのイベントなどにおすすめです。

家族みんなで飲む場合や配送してもらって常備させたい場合のビールの箱買いで、意外とチェックを忘れてしまうのが賞味期限です。ビールの賞味期限は製造からおよそ9か月となっており、箱で買って「いつの間にか期限が過ぎていた」なんて状況は避けたいですよね。

万が一賞味期限が過ぎていたときは、肉料理などで使ってみてください。柔らかな歯ごたえと味に深みが増しおいしくなりますよ。

ピルスナーはラガー系の種類のひとつで、キレがあり苦みとのど越しが特徴です。チェコ発祥のビアスタイルで、ボヘミアン・ピルスナーやペールラガーとも呼ばれ、辛口で飲みやすく人気があります。

日本の大手メーカーの淡色系のビールの多くがピルスナーで、苦みはありますがさっぱりしているので初心者も飲みやすいです。

ペールエールの特徴は、ほんのりした酸味とフルーティーさのバランスです。イギリスで誕生した甘口で優しいビールで、ごくごくのど越しを楽しむよりは、少しずつ味わって飲むのに適しています。グラスで飲むと雰囲気も出るので、食事中にも食中酒として楽しめます。

IPA（インディア・ペール・エール）はイギリス人が18世紀にインドに向けて製造したビアスタイルです。ペールエールよりもややアルコール度数が高く、強い苦みがあります。品質劣化をしにくくさせるための工夫です。

味わいが濃いので食中酒として飲む場合は、同じく味の濃い食事と相性が合います。

黒ビールの黒みは、麦芽を丹念に焙煎されて出てくる色味です。黒ビールといえばヨーロッパでの人気が高く、日本でも人気が定着化し始めています。黒ビールにはドイツ発祥のシュバルツ、アイルランド発祥のスタウトなどが有名です。

黒ビールは味付けの濃い料理や、甘いチョコレート・チーズケーキなどと相性が合います。

ホワイトビールは大麦と小麦が使用されているため、華やかな香りが特徴です。泡もクリーミーで甘やかな後味がします。南ドイツ発祥のヴァイツェンは小麦の使用率が50％以上で苦みが非常に少ないビールです。

ホワイトビールは全体的に味わいが可憐で、苦みが抑えられているので女性でも美味しく飲めます。

フルーツビールは、ビールに果物の汁や果肉が加えられたビールです。カクテルのような飲み口でほぼ苦くないので初心者や女性からの人気があります。ベリー系・柑橘系・南国系などさまざまな果物の系統があるのが特徴です。

甘いお酒がお好みの方におすすめですが、食中酒にするにはあっさり系のフルーツビールがぴったりですよ。

ドイツビールは他の国のビールの中でもアルコール度数が5％とやや高めです。しかし、口当たりが軽やかで美味しいのでつい飲み過ぎてしまいます。ドイツにはビール純粋令があり、原材料の幅がしっかり制限されていてクリアなビールが多いです。

ベルギーはビールへの愛情がたっぷりある国で、800以上の種類のビールがあります。個性的なビールが多々あり、アルコール度数が10％ほどのものやハーブ系のものなど、ユニークさはどの国にも負けません。

さらには、ビール銘柄には専用のグラスが各々あります。こだわってビールを飲むならベルギービールで探してみてください。

アメリカのビールで有名なのはバドワイザーやクアーズなど、大手メーカーのラガー系ビールです。軽くてのど越しがよく、気軽に飲めます。近年では小さなブルワリーが製造した、たくさんの個性的なビールにも注目が集まっているので要チェックですよ。

缶ビールではライトなタイプが多く、アルコール度数も低めで飲みやすいです。

タイヤベトナムなどの東南アジアのビールは超ライトでさっぱりしたものが多いです。クセがなく現地ではビールに氷を入れて水のように飲むのが定番で、暑い国ならではの飲み方といえます。

タイやベトナムのビールは、食事の邪魔をせず食中酒としても大変飲みやすい種類のビールです。

台湾ビールはフレーバーの多さが特徴的です。日本人には思いつかないような自由な発想のビールがあり、味を楽しみながら飲めるのも魅力といえます。はちみつを加えたビールやマンゴーが入ったビールなど、まるでカクテルのようなビールが勢ぞろいです。

お好みのフレーバーでおしゃれにビールを楽しみたい方におすすめします。

クラフトビールや地ビールは、小規模のブルワリーが自由な発想やストイックな製法で作る少量製造のビールです。これまでになかったような新しい発想のビールや、レアといわれるような希少なビールがあります。

パッケージもおしゃれだったり個性的だったりするので初心者や女性が手に取りやすいです。

缶ビールはついつい大量に飲んでしまう場合もあります。焼酎やウイスキーよりも容量を多く飲んでしまいがちなビールは、カロリーや糖質にも気を配って選びたいものです。カロリーオフや糖質オフの缶ビールが販売されていますのでチェックしておきましょう。

ゼロカロリーやゼロ糖質ですとアルコールフリーのビールが多くなります。

日本で販売されている缶ビールのアルコール度数は平均5％ほどです。発泡酒になると4％ほどからになり、ライトビールでは3％、黒ビールでは8％まであります。ほろよいで長く飲みたい場合には5％以下が望ましいとされています。

缶ビールを飲むシーンや時間帯などを考慮して、適切なアルコール度数のビールを選んでみてください。

1935（昭和10）年にアメリカで発売されたのが缶ビールの始まりです。当時の日本では、ダンスホールやビアホールで生ビール、高度経済成長期になってからは家で瓶ビールを飲むのが主流でした。日本でも缶ビールの開発を進めていましたが、瓶ビールよりも品質に問題があり、発売までには至りませんでした。

その後、1958(昭和33)年に朝日麦酒から日本初の缶ビールが発売されました。1960年代にはアサヒ・サッポロ・キリンなどの大手ビールメーカーが、缶切りのいらないプルトップ型の缶ビールを発売します。その後、素材もスチール製からアルミ製に改良され、缶ビールへの前進に拍車を進めます。

1970年代にはロング缶やミニ缶など缶の多様性が高まり、1990年代にはプレミアムビールなど品質勝負の缶ビールが発売されました。

• エビス プレミアムホワイト｜苦みが少なくフルーティで爽やか
• よなよなエール｜甘い香りと柑橘系がさっぱり飲みやすい
• ザ プレミアム モルツ香るエール｜ビールなのにフルーティーな味わいで後味すっきり
• 水曜日のネコ｜苦味が少なく柑橘系のフルーティーな香りが広がる
• バドワイザー｜スッキリとしたのみ口でくせの少ない

「ビールの苦味が得意ではない」という方におすすめなのが上記のビールです。上記以外にも苦味を感じにくいクラフトビールや、味わいよりも香りの強いビールであれば、女性やビール初心者の方でも飲みやすいです。

飲みたい銘柄のビールが多々あって迷ってしまう方は、飲み比べセットがおすすめです。セットで購入し、少しずつ楽しんで消費していくとお気に入りが見つけやすくなります。クラフトビールの飲み比べセットならユニークな味わいを吟味できます。

缶ビールをグラスに注ぐときは、三度注ぎや缶用のビールサーバーだと泡の具合や空気の入り方がよくなります。三度注ぎは、最初は高い場所から、次は少し低く、最後に間近から注ぐやり方です。泡がおさまるまでの待ち時間があります。

好みにもよりますが、一般的なビールと泡の理想的な比は7：3とも8：2がベストです。

ベルギーではビールの種類に合うグラスを必ず使います。エール系のビールなら脚のあるワイングラスのようなグラスで、黒ビールなら口元の幅が広いグラスを、ヴァイツェンなら背が高くくびれがあるグラスなど、グラスを楽しむのも余裕があって素敵です。

缶ビールからグラスに移すだけでも気分がアップするのでおすすめします。

ビールを使ったカクテルについても知っておくと美味しい飲み方ができます。家でも簡単に作れるカクテルをご紹介しますので、ぜひ試してみてください。箱買いしたけれどあまり口に合わなかった缶ビールを使用するのもベターです。

ビールを同量のジンジャーエールで割るとシャンディガフになります。割るだけなのでとても簡単です。苦すぎたビールやサッパリしすぎたビールを使うと飲みやすいカクテルに早変わりしておすすめです。

イギリスのパブで古くから作られてきたビアカクテルで、女性でも男性でも飲みやすさで人気があります。

ビールとトマトジュースを同量で混ぜるとレッドアイになります。二日酔いを防いだりトマトのリコピンで美容に気を使ってみたりと健康を感じさせるビアカクテルです。混ぜる割合はお好みで調整してみてください。

名前の由来は、二日酔いで目が赤い人が飲んでいた迎え酒といった面白い話からきています。

同量のビールとコーラでビアコークができます。ビールの苦みをコーラが中和してくれるので、ジュースのように美味しく飲めるのが特徴です。お好みでミントの葉やレモンカットをつけるとさらに新鮮味が出てきます。

ビールもコーラも大好きな方ならこの上ない飲み物で、酔いにくい酒が好きな方にもおすすめです。

缶ビールの楽しい選び方やヒント、おすすめ商品などをお伝えしました。世界中で飲まれている缶ビールにはたくさんの種類があります。ぜひ記事を参考に、さまざまな缶ビールを試して美味しい晩酌を楽しんでください。