赤いビールのおすすめ9選｜レッドエールの特徴を解説！甘い香りがするものも

食事のお供に手軽に楽しめるビールの中でも、少し個性的な存在の赤いビールことレッドエール。普段のビールよりも深みのある赤みがかった色合いが、特別感を演出してくれます。

見た目の華やかさの通り、カラメルっぽい香ばしさを含んだもの・甘みを楽しめるフルーティーなものといった軽やかな味わいのものはもちろん、苦みの強いパンチの効いた存在感のある味わいのものまでその種類はさまざまです。瓶・缶などで販売されているので、居酒屋やお店だけでなく、気になったものをお取り寄せして自宅でも手軽に非日常を楽しめます。

今回の記事では、そんなレッドエールについてタイプ別にわかりやすくご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

薄く赤みがかった色が特徴の「レッドエール」。赤いビールといえばこのエールを指すのが一般的です。ビールの一種ではあるものの、ブリュワリー協会発行の「ビアスタイル・ガイドライン」にはレッドエールそのものに関しての記載はありません。

赤い色は原料の焙煎モルト由来の色。カラメルの風味とエール系特有のすっきりとした甘みが特徴です。 日本では「レッドエール」の総称のみが用いられますが、実はいくつか種類があり、色・味・風味などが異なります。

黒ビールで有名なアイルランドで伝統的なスタイルのレッドエールです。明るく赤みがかったアンバーのような色合いのものや、銅色から明るめの茶色っぽい色のものです。

アルコール度数は4〜4.5％と一般的なビール・エールと同程度で、適度なやさしさのあるホップの風味とフレーバーに包まれます。苦みも少なめなので飲みやすいものが多いのが特徴で、ビールが苦手な人にも手を出しやすい利点があります。

明るめの少し赤味がかったオレンジ系のブラウンの色合いが特徴のアメリカのエールです。アメリカ品種のホップが使用されていて、ホップによる強めの香りと苦みが際立っているのが特徴です。

アルコール度数は4.5～6％と、一般的なビールと同程度です。苦みだけでなく、カラメルっぽさのある香ばしい香りも楽しめます。甘辛両方の魅力をミックスして楽しめる特徴豊かなエールビールです。

インペリアルのレッドエールは、7.9～10.5％といった高めのアルコール度数が特徴の、どっしりとした存在感があるレッドエールです。しっかりとしたコクと強い苦みがあるので、柔らかだけど強烈なインパクトのある味わいです。

シトラス系のフルーティーで芳醇な香りも楽しめます。ディープアンバーからダークカッパーといった美しく深い色合いが重厚な味わいを膨らませます。パンチのある味わいを楽しみたい人におすすめです。

ベルギーのフランダース地方で作られているレッドエールです。乳酸菌と酢酸菌による酸味が最大の特徴です。ただ酸っぱいだけでは表現できない、旨味が凝縮されています。オーク桶や樽で長期熟成され、木の香りやタンニンの渋みが溶け込み、独特の味わい深い風味に仕上がります。

赤ワインに近いビールとも呼ばれるほど味わい深いエールです。一般的なビールに飽きてしまった人にもぜひおすすめしたい逸品です。

ビールの味や苦味は苦手だけど赤い色だけを楽しみたいなら、レッドエールにこだわる必要はありません。木苺・カシス・チェリーを使ったベリー系のフルーツビールはフルーツの甘い風味によってビールの苦味が抑えられるので、普段ビールを飲まない人にもおすすめです。ちょっと華やかな見た目のビールを気軽に楽しめます。

今回はたくさんの種類の中があるから、赤いビールであるレッドエールを紹介しましたが、気になる商品は見つかったでしょうか。華やかな見た目だけでなく、原料・味・風味・アルコール度数などは異なり、その種類はさまざまです。この記事を参考にして、ぜひ自分に合った赤いビール・レッドエールを見つけてください。