シングルモルトのおすすめ人気ランキング19選【世界のウイスキーやスコッチも】

今回の記事ではシングルモルトの人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事ではウイスキーについて紹介しています。ぜひ参考にしてください。

※法律により20歳未満の酒類の購入や飲酒は禁止されており、酒類の購入には年齢確認が必要です。

シングルモルトは高級なイメージのあるウイスキーです。ぜひ飲んでみたいけど、値段も安くないので、やはり失敗はしたくありません。実は、シングルモルトは単一の蒸溜所で大麦麦芽だけを原料に作られたお酒なんです。

複数の蒸溜所の原酒をブレンドしていないため、世界のどの地方のどの蒸溜所で蒸溜されたかではっきりと個性が違います。しかし、売上上位の人気なものから高級なものまであり、スコッチウイスキーやジャパニースウイスキーなど種類も多いため迷いますよね。

そこで今回は美味しいシングルモルトウイスキーの選び方とランキングをご紹介します。ランキングは産地・香り・味わい・定評を基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にご覧ください。

モルトウイスキーとは大麦麦芽のみを使用したウイスキーを指し、シングルモルトウイスキーとブレンデッドモルトウイスキーに分けられます。シングルモルトは一つの蒸留所で作られたもので、蒸留所の個性が特徴です。

一方、ブレンデッドモルトは2つ以上の蒸留所のモルト原酒をブレンドし、味と香りのバランスが重視されます。ちなみに、アメリカ国内のウイスキー規定では「モルトウイスキー」は大麦が51%以上含むものと定義され、一般的な基準と異なります。

「スペイサイド」はスコットランド北部の小さなエリアですが、名だたるシングルモルトの名酒を輩出しているエリアです。このエリアにあるのは、グレンフィデック・マッカラン・グレンリベットなどの有名蒸溜所になります。

スタンダードで飲みやすく、香りと味わいのバランスの取れたシングルモルトを代表する名酒が揃っているのです。以下の記事では、スペイサイドについて解説しています。ぜひご覧ください。

「ハイランド」はスコットランド北部で、スペイサイド以外の比較的大きなエリアです。このエリアでは、スコットランドらしい、まろやかな甘味のある、フローラルな風味のシングルモルトをつくる蒸溜所が多いといわれます。

代表は「グレンモーレッジ」で、スコットランドで一番愛されているシングルモルトです。以下の記事では、グレンモーレンジについて解説しています。ぜひご覧ください。

スコットランドの西に位置する「アイラ島」でつくられるシングルモルトは、熱烈なファンが多いので有名です。ファンにとっては「ウイスキーの聖地」で、代表的なブランドは、ボウモア・ラフロイグ・アードペッグなどがあります。

ピートを多く使用しており、スモーキーな風味の強いモルトになるのが特徴です。

「ローランド」はスコットランド南部の地で、エジンバラやグラスゴーなど大都市近郊の産地です。大都市に近いのもあり、都会的でライトな味わいが特徴になります。ローランドモルトの代表「オーヘントッシャン」も、3回蒸溜を頑なに守る蒸溜所からの銘柄です。

ライトで優しい味わいのシングルモルトなので、気軽に挑戦してみたい方におすすめです。

「アイランズ」はスコットランド北西部の島々にある蒸溜所の総称です。それぞれの島にそれぞれの蒸溜所があり、個性のあるシングルモルトを産出しています。香りや味わいには蒸溜所ごとに個性があり、一括りにするには難しいエリアです。

有名な蒸溜所としては「タリスカー」があり、口に含むと潮の香りがするといれるシングルモルトをつくっています。

「アイルランド」のシングルモルトはアイリッシュモルトと呼ばれます。3回蒸溜を頑なに守り、ライトで飲みやすい味わいが特徴です。アイリッシュモルトはピートはあまり使わないといわれています。

その中では「カネマラ」がピートを使う蒸溜所の代表、上の写真の「ブッシュミルズ」は使わない代表です。また、以下の記事では、アイリッシュウイスキーのおすすめ商品を紹介しています。併せてご覧ください。

近年世界的に人気が高まっているジャパニーズウイスキー、その代表が「山崎」「白州」「余市」「宮城峡」などのシングルモルトです。それぞれ、重厚さ・爽やかさ・香ばしさ・華やかさと個性派揃いになっています。

日本産シングルモルト全体としては、淡麗でキレのいい飲み口が特徴です。食事のときに飲むのに、最も向いたシングルモルトとの定評があります。

楢（なら）や檜（ひのき）などの木材を使った「オーク樽」で熟成されたシングルモルトは、淡い黄金色とバニラやナッツのような香りに熟成されます。代表的なブランドは「グレンリベット」です。フローラル&フルーティなシングルモルトと称されます。

シェリー酒が入っていた「シェリー樽」で熟成されたシングルモルトは、深い紅色とリッチで重厚、ドライフルーツのような甘美な香りに仕上がります。最上のウイスキーの熟成に使われるのが特徴です。

シェリー樽にこだわる代表的な蒸溜所は「ザ・マッカラン」で、全期間をシェリー樽で熟成させます。華やかで甘美な香りは、シングルモルトの基準です。

以下の記事では、おすすめのシェリー樽ウイスキーをご紹介しています。ぜひご覧ください。

バーボンが入っていた「バーボン樽」は、内側を火で焦がしてあります。この焦げが強いほど、シングルモルトにキャラメルや蜂蜜のような香味が出るといわれていて、この樽にこだわっているのは「グレンモーレンジ」です。柑橘系のような甘美な香りに定評があります。

また、以下の記事では、バーボンウイスキーのおすすめ商品を紹介しています。併せてご覧ください。

「ミズナラ樽」はジャパニーズ・オークと呼ばれる、北海道原産のミズナラを材料にした樽です。繊細でエレガント、控えめな香りと甘味が持ち味で、繊細なジャパニーズ・ウイスキーづくりに最適な樽といえます。「山崎」がその代表です。

太平洋戦争のときに海外からのシェリー樽の輸入が困難になったため、苦労して国内で選んだのがミズナラだったとの逸話が残っています。繰り返し使うほど独特の味わいが生まれ、白檀（びゃくだん）や伽羅（きゃら）を思わせる香味です。

以下の記事では、おすすめのミズナラ樽のウイスキーをご紹介しています。ぜひご覧ください。

味の定評には「スタンダード」と「個性的」があり、ランキング上位には、スタンダードで幅広い支持を得ているブランドが並びます。世界で最も飲まれているスタンダードは「グレンフィデック」、品質の高さは「ザ・マッカラン」、本場スコットランドは「グレンモーレッジ」です。

「個性的」な方では、フローラルな香りの「ザ・グレンリベット」やクリアな塩気を感じさせる「タリスカー」などがあります。愛用のスタンダード1本をそばに置き、気分に合わせて個性的な味わいの美味しいブランドを飲み分けるのもおすすめです。

香りの定評は「ピート香」の有無で分かれます。ピーティな香りの代表はアイラモルトの「アードベッグ」、逆にアイルランドや日本のシングルモルトは、ピート香を抑えたものが多いです。

まずピート香の強さを選んだ上で、その次にフローラル香・蜂蜜香・バニラ香など、それぞれのブランドの個性で選ぶのがおすすめになります。

数々の受賞歴があるシングルモルト、味のわかる方や組織のお墨付きがあるシングルモルトは、やはり安心して選べます。受賞歴がダントツに多い「グレンフィデック」や、イギリス王室御用達の「ラフロイグ」などがそうです。

ちなみに世界的に権威あるウイスキーアワード、WWA（ワールド・ウイスキー・アワード）2019でワールドベスト・シングルモルトを受賞したのは、アイリッシュモルトの「ティーリング」でした。

シングルモルトの初心者の方は、その地方の定番や有名銘柄のものがおすすめです。万人受けする味わいや風味のものが多いので、まずは定番を味わってから個性的なものにチャレンジするのが失敗のない飲み方といえます。

シングルモルトの味は、樽の熟成年数によってそれぞれのウイスキーの個性的な味を生み出します。年数を表している数字は、それ以上の熟成年数の原種を使っているといった意味です。熟成の長さで美味しいわけではなく、人それぞれの好みによります。

シングルモルトといえば、価格が高いといったイメージがあります。しかし中には2000円代で買える安いシングルモルトもあります。来客用よりは、自分用の普段飲みにぴったりなコスパの高さです。

サントリー山崎は日本で最も古い蒸留所で、シングルモルトとしてノンビンテージ・12年熟成・18年熟成・リミテッドエディションを販売しています。熟成にはシェリー樽・ホワイトオーク樽・ミズナラ樽を使用し、ピーチ・柿・バニラを思わせる甘い香りが特徴です。

コクと厚みのあるボディにスパイスのニュアンスが加わり、東洋風な風味が楽しめます。また、ハイボールと和食の相性も抜群です。

The MACALLAN（ザ マッカラン）は、スコットランド・ハイランド地方で誕生したシングルモルトスコッチのトップブランドです。12年～25年熟成、トリプルカスク、エニグマなど幅広い製品が揃っています。

自社で手作業で作られるシェリー樽を使用し、バター・蜂蜜・ジンジャーで作るトフィーのようなコクのある味わいが特徴です。ジンジャーやスパイスのニュアンスも香りに広がり、高貴な風味が楽しめます。

スペイサイドの誇る名蒸留所GLENFIDDICH（グレンフィディック）は、アメリカンオークとスパニッシュオークの2種の熟成樽を使い、ウッディさとフルーティーさが調和した香りが特徴です。また、洋ナシ・青りんご・シトラス・ピートの爽やかな香りが感じられます。

グレンフィディックのシングルモルトは、ライトなボディと奥深い味わいが魅力で、ロックやハイボールにも合う優れたウイスキーです。スペイサイドの伝統と個性が凝縮された一本、ウイスキーファンにとっては必飲の逸品になります。

BOWMORE（ボウモア）はアイラウイスキーの代表的な蒸留所で、アイラの女王と評される個性的なシングルモルトです。バーボン樽とオロロソシェリー樽で熟成され、華やかで香り豊かな特徴があります。

バニラやレーズン・蜂蜜・花のような上品な香りが魅力的で、アイラウイスキーらしいピート香も感じられます。味わいは甘さとドライさのバランスが見事で、クセの少なさが初心者から上級者まで楽しめる魅力です。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

ウイスキーは個人の好みによって楽しむ飲み方が違いますが、おすすめの飲み方はストレートなら常温に戻しテイスティンググラスで、トワイスアップなら常温の水と割って味わいます。オン・ザ・ロックならコンビニでも買える大きめの純氷を入れて、飲みましょう。

また、ハイボールなら炭酸水で割り、爽やかに味わいます。ウイスキーの香りや味わいを楽しむには、適切なグラスと氷の使用が重要です。自分の好みに合った飲み方を見つけて、ウイスキーを存分に楽しんでください。

スコッチウイスキーといった呼び名をよく聞きますが、糖化から発酵・蒸留・熟成までスコッチランドで製造されたウイスキーをそう呼びます。モルトウイスキーの原料は大麦です。ちなみにアメリカで作られたウイスキーはバーボンです。

日本のシングルモルト山崎と宮城峡の特別品が発売されています。世界中にファンも多い超高価なシングルモルトのご紹介です。

厳選された5つの年代、1960年代・1970年代・1980年代・1990年代・2000年代の原酒(5ディケイズ)の原酒がブレンドされた特別な宮城峡です。奥行きのある豊かな味わいのウイスキーになります。

山崎ブランドで2021年に発売される「シングルモルトウイスキー山崎 LIMITED EDITION2021」です。厳選した酒齢12年以上のミズナラ新樽原酒をブレンドした、飲みごたえのある味わいと、特別なパッケージにも注目のウイスキーになります。

シングルモルトはお酒の中でもそれぞれ個性的な味がはっきりしているウイスキーです。自分に合う味わいのものをみつけやすいともいえます。特別な日や日常的に楽しめるシングルモルトにぜひチャレンジしましょう。