日本酒ベースの梅酒おすすめ8選｜作り方・飲み方は？八海山・大七など人気銘柄も紹介

梅酒と言えば焼酎ベースが定番ですが、日本酒ベースの梅酒は日本酒由来の甘みと梅の甘酸っぱさの相性が抜群で、まろやかな味わいが魅力です。日本酒の甘みの分、使われている砂糖の量が控えめで、「ヘルシーで飲みやすい」と女性を中心に人気があります。

ストレートで味わうほか、ロックやソーダ割り、ホットなど自分の好みの飲み方ができるのも日本酒の梅酒のいいところ。強いお酒が苦手でも、自分に合った楽しみ方ができます。

そんな日本酒ベースの梅酒には、梅の種類や使用している砂糖の種類、熟成度合いが異なるさまざまな商品があります。そのため、自分にぴったりの梅酒を見つけるのはなかなか大変です。そこで今回は、日本酒梅酒の選び方・おすすめの市販商品・美味しい飲み方・作り方を紹介します。

梅酒といえば、焼酎などの蒸留酒をベースにした商品が多いのですが、最近は日本酒をベースにした梅酒がたくさん登場しています。日本酒自体にほのかな甘みがあり、その甘みが梅の酸味とよく合います。焼酎などを使うより、少ない量の砂糖でおいしくできるので、ヘルシーなのも嬉しいポイントです。

日本酒は焼酎と比べアルコール度数がやや低めなため、日本酒で作った梅酒は口当たりがまろやかで飲みやすいといわれます。

梅は種類によって酸味や風味が異なり、梅酒にした時の味わいにも大きく影響します。初心者にもおすすめの梅酒には「南高梅」がよく使用されますが、そのほかにも鶯宿梅・白加賀・竜峡・古城などの品種があります。

日本酒ベースの梅酒を選ぶときは、梅の品種に注目して自分好みの味を探してみるのもおすすめです。

梅酒は漬け込み始めて6か月頃から飲みごろになりますが、梅の実を取り出した後さらに時間を置くことで熟成が進み、まろやかさとコクが深まります。

漬け込み始めて1年未満の梅酒は梅の酸味が残っていて、フレッシュでキレのある味わい。食事と一緒に楽しむのに向いています。2年以上寝かせると酸味がマイルドになり、まろやかな味わいの梅酒になります。長期熟成の梅酒は食後に楽しむお酒としてもおすすめです。

氷砂糖は梅酒を付ける際によく使われる糖類で、クリアな仕上がりになるのが特徴です。梅のエキスをしっかりと引き出し、梅の味を引き立ててくれます。氷砂糖で付けた梅酒は雑味が少なく、上品な甘みとまろやかな仕上がりで人気があります。

黒砂糖は、さとうきびの搾り汁をそのまま煮詰めて作られていて、独特の風味とコクのある甘みが特徴の砂糖です。この黒砂糖を使用した梅酒は、黒砂糖に含まれるビタミンやミネラルによって、まろやかでコクの深い味わいになるのが特徴。

他の砂糖に比べ甘さは控えめなので、さっぱりとした梅酒を楽しみたい人におすすめです。

はちみつを使用した梅酒は、とろりとした甘さが魅力。梅の酸味とともに、はちみつ独特のコクがある甘みを感じられます。飲み方は、氷を入れてロックで飲むのがおすすめ。日本酒の味わいと梅の酸味、ハチミツのまろやかな甘みをダイレクトに楽しめます。

瓶タイプは、長期間保存できるのが最大の特徴です。梅酒の劣化を防ぐには、できるだけ空気に触れさせないのが大切。瓶は空気を通さないので劣化しにくく、長く香りや風味を楽しめます。

銘柄にもよりますが、開栓後も1～2年ほど冷蔵保存可能です。瓶タイプは、ゆっくりとマイペースに飲み進めたい人に向いています。

パックタイプは、容量が大きくお手頃価格で、コスパがいいのが特徴です。ただし、瓶タイプほど保存がきかないので、保存期間を確認して購入しましょう。紙パックは軽くて持ち運びやすく、飲み終わった後のゴミ出しが簡単なのも嬉しいポイント。梅酒を気軽に毎日楽しみたい人におすすめです。

新潟・魚沼を代表する日本酒「八海山」は、日本酒の中でも特に有名。実は、この八海山からも日本酒ベースの梅酒が販売されています。

「八海山の原酒で仕込んだ うめ酒」は、淡麗辛口の代名詞でもある八海山の原酒を使用していて、すっきりとした味わいが特徴です。水割りやロックももちろん合いますが、おすすめの飲み方はストレート。甘さと酸味のバランスがよく、食事にもあう梅酒です。

「生もと梅酒」は、大七酒造の純米生酛原酒と、大粒の紀州産南高梅を合わせたこだわりの梅酒。上品な甘さと梅の酸味のバランスが人気で、リピーターも多くいます。

琥珀色が美しい極上の梅酒に仕上がっていて、香りがよく、なめらかな舌触りが特徴です。10℃前後に冷やして、食前やデザートの一杯としてストレートで飲むのがおすすめです。

130年を超える歴史をもつ奈良県の蔵元・梅乃宿が造る「あらごし梅酒」は、蔵人が丁寧に醸した日本酒と、地元奈良県西吉野産の梅の実を使用しています。

「あらごし梅酒」は、漬け込んだ梅の実をペーストにして混ぜ合わせており、果肉感を贅沢に感じられるのが特徴です。甘酸っぱい梅の香りととろりとした口当たりで、デザートとしてストレートで飲むのがおすすめです。

紀州本庄うめよしが作る縁(えにし)は梅が主役の梅酒です。フルーティーな日本酒と南高梅が相まって飲みやすいと言われています。特に女性からの人気が高く、普段あまりお酒を飲まない方からも好評です。いちごのようなかわいらしい赤色や香りの良さも人気のポイントです。

氷や水を加えず梅酒をそのままいただくストレートは、梅酒の味や香りをダイレクトに楽しめる飲み方です。同じストレートでも、常温で飲むと梅の香りがより豊かになり、冷やすとすっきりとした味わいになります。梅酒本来の香りや味を感じたい人におすすめです。

梅酒といえばロック、と決めている人も多い人気の飲み方です。グラスに大きめの氷を入れ、梅酒を注ぎます。最初は梅酒の濃い味と香りを味わえ、氷が溶けていくにつれ変化していく味わいを楽しめる飲み方です。

細かく砕いた氷を使ったクラッシュロックは、よりさっぱりと飲みたい人におすすめです。

梅酒をさっぱりと味わいたいなら、ソーダ割がおすすめです。炭酸の爽快感で、甘酸っぱい梅酒をより爽やかに楽しめます。グラスに梅酒を注いだ後やさしくソーダを注ぎ、2・3回かき混ぜます。ソーダでアルコールが薄まるので、あまりお酒に強くない人にも向いています。

梅酒と水を1：1で割り氷を浮かべれば、すっきり飲みやすい梅酒の水割りが完成です。水割りはさっぱりとした飲み口で食べ物の味を邪魔しないので、食事にもよく合います。

水にもこだわり、冷やしたミネラルウォーターを使うと、さらにおいしく楽しめます。自分好みの濃さに調節できるのも、水割りの嬉しいポイントです。

ホットの梅酒なら、より梅の香りを感じながら梅酒を味わえます。温めるときは耐熱容器に梅酒を注ぎ、湯煎で35～40度に温めてください。温めているときから、ふわりと梅の香りが漂います。

強いお酒が苦手な人は、梅酒を同量程度のお湯で割った、お湯割りもおすすめです。熱湯を入れると梅の香りが飛んでしまうので、70度程度のお湯を使いましょう。

保存瓶・梅・砂糖・日本酒を用意すれば、日本酒ベースの梅酒は自宅でも手軽に作れます。手順は以下の通りです。

1. 梅を洗う
2. 洗った梅をタオルでよく拭き乾燥させる
3. 瓶に梅を入れ砂糖を入れる
4. 日本酒を注いで半年ほど待つ

注意したいのは日本酒のアルコール度数です。アルコール度数20％未満のお酒で梅酒を作るのは違法です。法律に抵触しないよう、家庭で梅酒を漬ける際の梅酒用日本酒はアルコール度数20％以上のもので作り、作った家庭で飲むようにしましょう。

日本酒梅酒は、日本酒ならではの味わいや、日本酒由来の甘さを生かしたやさしい甘みが魅力。アルコール度数も比較的低めで、飲みやすいのも特徴です。すっきりとした梅酒を味わいたい人はぜひ、日本酒ベースの梅酒を試してみてください。

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